sdwanにはオーケストラレーターと呼ばれるソフトウェアが搭載されおり、あらゆるアクセスを一元管理することができます。これまでのネットワーク管理はルーターが設置されている現地へとシステム管理者が実際に赴き、状況に合わせた設定変更などを行なっていました。事業所や支社が各地に点在している場合、現地に足を運んで設定を行う方法はシステム管理者の負担が大きくなります。何らかのトラブルが起こった場合にはすぐに対応する必要がありますが、本社と離れた支社での対応が難しいのも問題です。
日本国内だけではなく海外に支社のある企業も多いため、複数の拠点のネットワーク管理は課題の一つでした。しかし、sdwanではあらゆる回線を一元管理することができます。本社に居ながらにしてソフトウェアから遠隔操作を行い、状況に合わせて柔軟な対応が可能です。データーセンターへのアクセスも可視化して表示可能となっており、さらに適切な管理を行うことができるでしょう。
sdwanの導入はシステム管理者の負担は減らし、さらにコストを抑えることもできるようになっています。これまでは操作が必要になるたびに行なっていた出張を減らし、それぞれの支社においていた担当者の人数も削減することができるでしょう。結果的にネットワークの保守運用にかかるコストを抑え、経費を削減することができます。コスト削減や業務負担の軽減を目指す場合にも、sdwanの利用が最適です。